まいど!諭吉やで。
今回は、
アホ諭吉くんがいかにして勉強出来るようになっていったか?
というストーリーを紹介するわ。
もちろん、
ただの自己紹介なわけはなくて、
「守りと攻め」を超えた…
「攻め中の攻め 最小の勉強時間で成績を上げる勉強法」
の暴露ストーリーも散りばめてるから、
ぜひ盗んでほしいで。
爆速で成績を上げるコツはこれしかないってやつ。
さぁ、どこにそのコツが隠されているのか!?
はじまりはじまり〜
——–
算数が苦手。
割り算の意味、わからない。
分数の意味、わからない。
3.14の計算、めんどくさい。
割合・%の計算、むっちゃキライ。
小学3年生のとき、
先生がボクのノートを見てみんなの前で怒った。
「あんた何そのノート!分数は2行使って書きなさい!!」
びっくりしたし、恥ずかしかった。
(そんなことで、みんなの前で怒らんといてよ…)
小学3年生だと、まだ、怒られると恥ずかしい。
6年生になってたくさん勉強しても、%の問題が解けなかった。
これは、ホンマにさっぱりわからん。
「AはBの75%」とかいう日本語がわからん。
文章題は、
出てきた数字をなんとなく足したり引いたりしとけば良かった。
「割ったら変な数字になってしまうから、掛け算かな?」
って空気を読んで。
そんなまま、中学校に進んで心機一転
「スタートでコケへんようにしよう!ちゃんと授業聞こう!」
と思ったものの、やっぱりアカン。
「小学校の算数がわからへんとアカンのか…」
なんか部活も楽しくない。
サボり始めた。
野球部に入っておきながらサボるなんて、
逆に、なかなか根性がある。
はじめのうちは、
ホームルームのあとにスグ帰ろうとして、
チームメイトから引き止められた。
「え?帰るん?」
ちょっと気まずい。
けど適当な言い訳をして帰る。
翌日、翌々日と、白い視線に屈することなく帰り続ける。
その甲斐あって、ついには”来ないキャラ”を確立。
ホームルーム後、クラスの友達とちょっとダベって帰る日々。
かつて気になった、白い視線も今は無い。
「あれ?部活入ってる意味なくね?」
中2の夏、部活をやめた。
その後の人生でも何度か味わったけど、
「辞めます」って言う瞬間って、本当に気持ちがイイ。
それからすぐのこと、
親はきっと、
「部活もしないくせに、勉強もせず、成績底辺層をキープするような無気力中学生」を見兼ねてか、
「個別指導塾でもいけ」
と(割りと無理やり)すゝめてきた。
どうも、当時の担任の入れ知恵らしい。
まんまと個別指導の体験授業に通うことに。
チョット緊張した。
「こんなアホなジブンのために、
賢い先生がつきっきりなんて…
申し訳ないわ…」
でも、実際受けてみると
人生で受けてきたどんな授業よりも、わかりやすかった。
そのときに担当してくれたK先生は、ハイパー優秀。
K先生の数学の授業は、
むちゃくちゃオモロくて、わかりやすくて、
ぐんぐん成績が上がった。
部活サボりで、
授業中は女の子と手紙回したり(先生が黒板へ振り返ると同時にパスするアレ)、
枕持参でヨダレたらして寝てたアホゆきちくんが、
最後の学年末試験では、学年一桁まで上がったほど。
数学なんか、予習が進みすぎて、中3の時点で、高校1年の内容まで終わらせてくれた。
でも意外と、しんどくはなかった。
ハイパーK先生は要領が良いから、
「辛く苦しい努力」とは正反対。
楽しく、トントン拍子で上がっていく。
面白かったのは、
数学を教わっているだけやのに、
英語・理科・社会まで成績が上がっていったこと。
(ちなみに、国語の古文だけは、無理やった。4年後の、大学受験浪人時代に完全克服)
「要領がいいってこんなに素晴らしいことなんや!」
要領が良いとこんなにエエ人生になるのか!
と感動しすぎて、メールアドレスを
subeteha_youryou@ボーダフォン
にしてた。笑
全科目の成績が上がってしまうと、
学校生活すべてが向上していく。
「スゴい先生と出逢った!」
でもそれも長くは続かんな。
禍福はあざなえる縄の如し。
ワシが高校進学する時。
ハイパー優秀やったK先生は、
あまりに優秀すぎたため、
国費留学でカナダへ行かれた。
お別れは悲しかったけど、
K先生の素晴らしさが証明された感じもして、嬉しかった。
中学では部活サボらーやったワシも、
高校では念願の○○○部に入る。
あろうことか、
そこからまた、勉強をほったらかした。
成績はグングン下がっていく。
…いや、正直に言わなアカンな。
ほったらかしてはなかった。
勉強はしてた。
ただ、勉強してるのに成績が伸びないことを認めたくなかった。
なんで、
K先生と一緒やと、ちょっとの勉強でガンガン伸びるのに、
自分でちょっと勉強してもうまいこと伸びへんねや?
・・・
結論は出ないまま、泥臭く努力して、大学進学。
やっぱりどんくさい諭吉くんは一浪したけど、K先生と同じ大学。
K先生の後輩になった。
ちなみに、慶應義塾を設立した人も、この大学で学んだそう。
サークルを楽しんで、
バイトを頑張って、
念願のバイクに乗って、
夢に出逢って…。
・・・
学生時代に夢をみつけた諭吉くんは、読書に熱中。
夢を追いかけて、たどり着いた東京・渋谷。
渋谷のある書店で、こんな本と出会う。
『児玉光雄のスポーツの急速上達を身につける本』
渋谷の上島珈琲店で、アイス黒糖ミルク珈琲を飲みながら読む。
「練習内容を集中させることが大切」
ふむふむ。
「集中的に練習すべきなのは、
1.自身の長所を伸ばす練習
2.自身の短所を埋める練習
3.頻度の高い技術についての練習
4.その他の練習
である。」
ん〜、はいはい。
ワシの場合長所といえばあれで、
短所といえばちょっと多い気もするけど、あれとあれとあれで…
…え?
なんて?
「頻度の高い技術」
お、おぉ…!
「頻度」!?
ゴゴゴ・・・(脳内に変革が起きる音)
今まで、物事を「頻度」で捉えたことなんてなかった。
あぁ!なるほど!
全然使わんことに労力を捧げるよりも、
よく使うものに労力を捧げればエエのか。
確かにそうや。
引っ越したらまず覚えるのは、
市役所までの道順なんかではなく、
最寄り駅までの道順やわ。
だって市役所なんかめったに行かへんもん。
もし子供に交通ルールを教えるなら、
「山で、道幅の狭い道路を通行中にすれ違う場合、
登り車両は停止して、下り車両の通行を優先する。」
なんてことを教えるよりも、
「青は進んでも良い、黄色はトマレ、赤は絶対トマレ!」
を教える。
だって、
山で、道幅の狭い道路を通って、すれ違いが発生することよりも、
信号を見ることのほうが頻度高いもん。
そうやって、頻度によって取捨選択をしていく。
それが急速上達のツボ、つまり【要領の良さ】か!
・・・
振り返る。
ハイパーK先生はそれを心得ていたから、急速成績UPができたし、
ワシはそれを心得ていなかったから、勉強してもどんどん成績が下がったんか。
要領とは、高頻度のものに取り組み、
低頻度のものを後回しにすること。
そういえば、
今まで習い事をした時、
むちゃくちゃつまらんことから始まった。
「まず、テニスラケットの持ち方と言うのは…」
「ピアノを引くときの手の形は…」
「書道では毎回、縦線と横線を何本も引く練習からやっていきます…」
そんなこと言い出すセンセイたちに辟易していた。
テニスボールが打てたらエエやん。
エエやん、楽譜通りに弾けたら。
書道やっていきなり字を書く練習からしたほうが早いやん。
「大切とか基礎って、誰が決めてん?」
とか思ってた。
でも、なぜそれが大切と言われるか、今わかった。
頻度やわ。
何をするときも使うからや。
だからいの一番に説明されてたんか…。
「クソつまんねー」と思ってたわ。
ごめん今まで出逢ったすべてのセンセイたち!笑
………
さぁ!
あなたは今、
急速上達のツボを学びました。
さぁ!
今度はあなたの番です。
この話を今のあなたに応用しましょう。
目標、ありますね?
(だからこの文章読んでますね。w)
さぁ!
あなたがまずすべきことは、
頻度を調査する
です。
では、その喉から手が出るほど知りたい頻度。
どこで調査すればよいのですか?
…正解!
そうです、過去問です。
過去問を買って、頻度調査しましょう。
解かなくてもよいので、
どんなタイプの問題が出ているのかチェックしてください。
その際、
問題は解けなくてもいいし、
問題の分類が、高い精度でできなくてもいいです。
大事なのは、
(調査した頻度に基づいて勉強した結果、)
試験当日に解けるようになること。
今は解けなくても構わない。
過去問をチェック。
何が重点的に訊かれていますか?
→漢字の「書き順」が訊かれているのですか?
それとも「読み」ですか?
何がどーでもエエことですか?
→「英作文」はありますか?
→「証明問題」は出題されていますか?
そういったものをすべて踏まえて勉強していくのが、
戦略的な試験勉強です。
そう、戦(いくさ)を略す。戦略。
敵を知り己を知れば百戦危うからず。
それができれば、
最小の勉強時間で得点を上げることができます。
きっと、勉強以外にもするべき事があるでしょう。
学生なら、学校生活。部活。
友達と遊んだり、恋人と楽しく過ごしたり。
正直、勉強は、死ぬまでいつでもできます。
でも、青春は、今しかありません。
全大人たちが、あなたのことを羨んでいます。
戦を略して、若さをエンジョイしてください。
そう、戦略が大事。
頻度が大事。
社会人なら、仕事。飲み会。
買い物、洗い物、洗濯だってあります。
学生の頃はほとんど全自動やった。
嗚呼パパママありがとう。
働きながら目標に向かって頑張るのは、なかなか大変です。
心も体も疲れて帰って、勉強。
これは案外、エネルギーが要ります。
「戦って勝つより、戦わずに勝つ」
んー、孫子っち!そういうことね!
オトナになった今なら、孫子っちの言葉がよくわかる。
「勉強して成績を上げるより、勉強せずに成績を上げる」
納得ッス。
首ちぎれるほど頷いてるッス。
ただ単にナマケロ、ってことではないんやな。
そう、戦略が大事。
頻度が大事。
【今日学んだこと】
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戦略の第一歩は、過去問を研究することから始まる。
最小の労力で、最大の効果をあげようと思うのであれば、
頻度がカギ。(←本講座の件名の答え)
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