ちょっと小学校の頃のことを振り返ってみてほしいねんけど、
こないだまで鼻水たらしてたようなアホな友達が、急にテストでいい点数とったりしだして、追い抜かれたことない?
なんやこいつ!頭打ったんか?!みたいな。
本人に話をきいてみると、「公文はじめてん」とか「塾通うことになってん」とか言うねんな。
(えー…なんかテストの点数っていうか、顔つきとか性格まで変わってんねんけど…公文ってすげーな!でもやっぱり鼻水は出てるけどな!)
みたいな。
何の話がしたいかっていうと、
誤解されがちやけど、頭の良し悪しとテストの点数とはそれほど関係ないって話。
頭がいいから、テストの点数が高い とも言えへんし、
テストの点数が高いから、頭がいい とも言えへんし。
頭の良し悪しってのは、頭の回転やったり、論理的思考力やったり、そういうことを指す概念や。
(入学試験とか定期試験とかの)テストの点数は、どれだけ練習したかを指す概念や。
せやから、鼻水たらしてても点数取るようなやつが存在するわけや。
で、どないしたらテストの点数を高めることができるのかって話やけど、
絶対に外されへんのは、「反復練習」や。
エゲレスの諺に、
馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない
ってのがあるけど、テストの点数についても同じことや。
どれだけ優秀なコーチがわかりやすく指導したとしても、最終的にそれを自分自身のなかにインストール(反復練習)していくのは本人や。
反復練習の大切さを説くとか、1回の練習(疑問点の解消)はできるけど、
反復するのはジブン自身やからな。
これは外されへんな。
それをわかってもらったうえで…
<1>いかにして、反復回数を増やすか(ハードルを増やす)
<2>いかにして、反復しやすい環境をつくるか(ハードルを低くする)
<3>いかにして、少ない反復回数でインストールするか(一気にハードルを2つ飛び越える)
を考えていくのが、勉強法を考えるってことや。
<1>いかにして、反復回数を増やすか(ハードルを増やす)
「いかにして」っていうか、
問題集は3回は解くっていう心構えがまず必要やな。
それだけ。
問題集は3回やって1セットやから。
これは、ありとあらゆる勉強に通じる、成績上位者達の当たり前の感覚。
ただし!
馬鹿正直に1から10まで全部3回は、やらない。
何故か?
それは、もちろん、
めんどいから。笑
<2>いかにして、反復しやすい環境をつくるか(ハードルを低くする)
その「めんどい」っていうのに、正面から向き合ってもいいし、
なるべく心理的ハードルを下げる方向で向き合ってもいい。
そういう考えも大切。
これはいくつかあるけど、例えば
問題集を3回やるにしても、
頭からお尻まで全部3回ずつやるんじゃなくて、こんな風にやる。
1回目:全部やって、解けなかった問題に×をつける。もちろんすぐ解説を読んで、すぐその通りにやりなおす。
2回目:×が付いている問題だけやって、それでも解けなかった問題のヨコに×をつける。もちろんすぐ解説を読んで、すぐその通りにやりなおす。
3回目:×が二つ付いている問題だけやって、それでも解けなかった問題は、信頼している人に質問するか、別の問題集で身につける。
別に、3回と言わず「バツがなくなるまで」ってやり続けてもいいけど、
3回やって身につかん場合は相性の問題もあるかもしれん。
信頼してる人が身近におるなら、詳しく教えてもらうとか、別の解き方を教えてもらうとか、
まだそういう人に出逢ってないなら、問題集コーナーに救いの手を求めるとか、
その問題集に執着せんのがオスゝメや。
<3>いかにして、少ない反復回数でインストールするか(ハードルを一気にいくつも飛び越える)
これは、難しい。
プロの力を借りんと難しい。
一回のジャンプで複数のハードルを越える
つまり、
*ここを抑えれば、その先も自然と抑えられるというような要所ポイントを身につける
*試験なら出題傾向を浮き彫りにして、頻出ポイントを学習する
というような工夫のことや。
これは初学者には難しいハナシや。
だからこそ、
いい先生っちゅうのは、これを伝えてくれるんや。
取捨選択がうまいんやな。
その道を先にまで進んだからこそ、わかること
「これは後で役に立つんや。1分で覚えて」
「こんなこと全然訊かれへんから知らんでエエ。今はこれだけで充分」
ってのを教えてくれるんや。
ただ教科書通りのことを、黒板とかカンペノート見ながらしゃべってる人の話は聴かんでエエ。
小声で追伸
ちなみに、一般曹の場合は、ココに要所が詰まってるで。