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航空学生の過去問8年分を解いて分析したで

航空学生対策

 

 

まいど、自衛官試験のプロフェッショナル諭吉です!

 

平成27年(2015年)実施の試験では
平均倍率25.4倍、そのうち女子に限れば、なんと255倍という鬼のような高倍率をたたき出してい
る、超・難関試験「航空学生」の試験についてです。

倍率255倍って、255人に1人しか合格しないですよ。ヤバい。

 

たとえば…

1クラス40人で、半分の20人が女子。
1学年4クラスあるとしたら、1学年に女子が80人。
それが3学年で女子240人。

つまりこのくらいの規模の学校の女子全員のうち1人しか受からへん。
これが女子校やったら、合格できるのはTOP2だけ

 

そんな難関を勝ち抜くために、諭吉が分析したで!

 

 

大前提

このページを読んでるってことは、航空学生の試験については知ってると思うので、サラッと復習。

航空学生の試験は1,2,3次試験がある。
そのうちの1次試験は、筆記試験×適性検査。

筆記試験でチェックされるのは4科目。

  • 理or社

全部、選択式。
ただし、英,数はさらに記述式もある

 

あらゆる入学試験でカギとなる数学について、
マーク・記述のそれぞれの感想と、オススメの対策法を書いていくで。

選択式についての分析

他の自衛隊の試験と同じ選択式。

主に数学について、時間とか分量とか

英語+数学+国語で、あわせて130分。

単純計算したら、数学にかけられる時間は43分。
問題数は[11]~[20]の20題。

「43分で20題も解き切れるんか?」という話やけど、
きちんと勉強(対策含めて)してれば、30分かからんくらい。

もしあんまり勉強してなくて、時間がかかりそうなら、

試験開始最初の40分はまず数学を解いて、40分経ったらバシっと断ち切って英・国に移る。
その後もし、英・国が終わって時間が余ってたら、数に戻ってくる

のがエエな。

 

あと、計算量が多いから、計算ミス・ケアレスミスには注意。

 

これはねぇ、恐らく意味があるで。

 

自衛隊の組織じゃないけど、

同じくパイロット養成の学校航空大学校の数学・物理も、

時間に対しての問題量がむちゃくちゃ多い。

 

 

さて。

 

これが何を意味するかわかりますか?

 

航空学生、航空大学校のどちらも、

短い時間でたくさんの計算を要求してる…

その意図が分かりますか?

 

 

これはつまり、

 

 

 

 

パイロットは
タイムプレッシャー耐性をみられてる

 

 

 

 

ってことじゃないですか?

だから、普段からタイムプレッシャー耐性を鍛えておくとエエかもしれませんね。

 

 

数学の頻出単元分析

出題範囲は、数1,A,2から。

『●チャート2+B』のBのエリアはやらなくてエエで。

ちなみに、H.24の図形問題を
某過去問がベクトル(数Bの知識)を使って解いてたけど、数Aのメネラウス×中学数学の知識で問題なく解ける。
頻出単元はこんな感じ(スクショタイム)

選択式数学の頻出単元

  • 数1:数と式
  • 数1:2次関数
  • 数1:三角比
  • 数A:場合の数と確率
  • 数2:複素数と方程式
  • 数2:軌跡と領域
  • 数2:三角関数
  • 数2:指数関数、対数関数
  • 数2:微積分

航空学生専願なら、頑張るべきは上記単元だけ。

 

物理基礎の頻出単元分析

物理基礎は、平均するとこんな感じの出題数。

分野 出題数
力学 4問
熱力学 1問
2問
電磁気 2問
以上のどれか +1問

 

注意してほしいのは、2018年に原子分野からの問題が1問だけ出たこと。
なので原子分野を学習すべきかどうかは、かなり悩みどころ。

でもまずは、基本の力学〜電磁気でエエんちゃうかな。
原子分野から出題されたとしてもせいぜい1問。
それよりは、出題割合の高い力学・波・電磁気を優先して勉強するのがエエね。

 

ほぼ毎回出てるのは以下。(スクショタイム)

選択式物理基礎の頻出単元

  • 等加速度運動
  • 力のつり合い
  • 運動方程式
  • エネルギーと仕事
  • 波の公式
  • うなり
  • オームの法則
  • キルヒホッフの法則
  • 合成抵抗
  • 消費電力
  • 比熱
  • 熱力学第一法則

これらの公式はきちんと使えるようになること。
航空学生の物理基礎は、ちゃんと公式が使えたら解ける問題ばかりです。

 

 

英語の頻出単元分析

ナイショ。

 

 

 

次。

記述式についての分析

航空学生の試験は、自衛官の試験にしては珍しく、記述式がある。

英語は、選択式対策が基本

英語の記述式は、長文が2題出題される。
センター試験の長文の3/4くらいの分量。

長文1つにつき、小問が8〜10問出題される。

そして、面白いのは、

やっぱり文法中心に問われている

ということ。

内容理解に関する問題は、1〜3問。

 

残りの問題は、本文を丁寧に読まなくても文法知識だけで解ける問題。(さすがに設問に含まれる1文は読むけどw)

 

つまり何が言えるかというと…

航空学生英語は、文法対策(=選択式対策)が基本ってこと。

 

数学は、半分は絶対取らないとアカン

記述の数学は、大問4つ。これを50分で解くから、大問1つあたり12分かけられる。

これは、マークとは逆で、時間はたっぷりある。

さぁ。

 

…なんでやと思いますか?

 

 

なんでわざわざ同じ科目の試験を
マーク式と記述式に分けてやるんですか?

 

 

これには、どういうメッセージが込められてると思いますか?

 

 

 

 

…これはつまり

  • 計算・計算チェック
  • 解法の選択
  • 解答の組み立て
  • 解法のプロセス
  • 確認

にしっかりと時間をかけられるで、ということ。
否、

「かけてくれ」ということ

やな。

わざわざ記述式を採用してる理由はこれなわけや。

選択式はタイムプレッシャー耐性を、
記述式は丁寧な思考とそれを表現する力をみられてるってわけや。

(これを意識して取り組むだけでも、試験当日の時間の使い方・試験までの勉強の仕方が変わるはず。よかったね!)

 

 

 

こちらの頻出単元は以下。スクショどうぞ。

記述式数学の頻出単元

  • 場合の数・確率
  • 微積分

2017年とそれより前は

場合の数と確率から1問
微積分から1問
数1から1問
数2から1問

と言う配分やったけど、

2018年からは、

場合の数と確率から1問
微積分から1問
数2から2問

という配分になってる。

数2中心に勉強するのがええね。

 

いずれにしても、

場合の数・確率と微積分からは毎回出題されてるから、
これは落としたらアカン。

半分も出すところ教えてくれてるようなもん。

しかも過去問見たら明らか。

こんなん落としといて面接で「航空学生になる気MAXあります!」って言ったら笑われるレベル。

だって、やる気あったら、
明らか頻出の場合の数・確率と微積分を落とすわけないからね。笑

 

※場合の数・確率と微積分は、選択式でも1問ずつ、毎回出てます。

 

 

記述式数学の注意点

専用の戦術があるし、航空学生ならではの「クセ」もある。

ほんまみんな、計算メモみたいな答案書くからなぁ。笑

それ記述してるとは言わへんから気をつけてな。

 

記述式って、きちんとプロセスを書いてて、考え方が合って、答え間違ってても点数もらえるんやで?

数式の羅列なんか点数もらえへんから気をつけてや。

 

 

以上、記述の分析終わり。

 

上記まとめると、

 

物理→頻出単元の公式を覚えて、きちんと使えるようになることが大事。

数学→場合の数・確率、微積分、数2を頑張る。選択式はスピード重視、記述式は「記述」が大事。

英語→とにかく選択式の文法が大事。そこを抑えれば記述も上がる。

 

ってことやね。

諭吉の言ってることがウソやと思ったらこの記事片手に、過去問眺めてみたらいいんじゃないでしょうか。

まあウソつく人間はこんなコメントいただけませんけど。笑

 

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