「数学を制する者が一般曹候補生を制す」
まいど!諭吉です。
今から、一般曹候補生の過去問の分析をします。
が、全然、信じなくてもオッケーです。
でも、信じてくれた人達からは、こんなメッセージをいただいてます。
信じるか、信じないかは、アナタ次第。笑
いきなり科目別総評
一般曹候補生の過去問のざっくりとした感想。
国語:漢字・四字熟語の暗記ゲー。読解はたいして難しくないから、差がつかない。
英語:最近はやや難しくなってるものの、暗記で解くタイプのものが多い。
数学:明らかに落とそうとする問題が含まれている(詳細は後述)。
そうやねん。数学はわざと難しくされてんねん。(しかも令和元年は、平成と比べて更にパワーアップしました。たまたまなのか、今後もその方針なのかは不明。)
もしジブンも過去問解いてるんやったら、国・英・数で数学が一番点数低いはずや。
…やろ?
「みんな数学が苦手やし、出来なくてエエやろ」は、落ちるべくして落ちる人の思考って感じがするな。
例えば、倍率が10倍やったとする(2016年実施分やと、空×男は10.1倍、陸×女は10.3倍、海×女は11.6倍)。
英語とか国語みたいな単純に暗記するかしないか、で差が付くってのもあるやろうけど、
それだけで倍率10倍に通るんか?
って話や。
10人に1人しか通らへんねんで?
仮に、
10人のうち、5人くらいが、
暗記モノを覚える努力さえできない程度の情熱で落ちたとしてもやで。
残り半分の5人の差はどこでつけるかっていう話。
そこでの差を見るために、数学が
暗記のレベルを超えて、きちんと思考力まで持ってますか?
という質問を投げかけとるんや。
さっき言ったように、これは、明らか。
大学受験でも、
簡単な問題に絶対値を付けるだけで一気に難易度上がって、みんなボコボコ落とす。
立体図形なんか、丸暗記で乗り切るのは不可能。
せやから冒頭で言ったように、
「数学を制する者が一般曹候補生を制する」
やねん。
(大学受験もそうなんすけどね)
ほな、どうやって制していくかって話を
- 範囲
- 難易度
- 勉強法
- 具体的な戦略&単元
の順で、世界で二番目レベルの詳しさで話していくで。
元々諭吉も、数学(というか勉強全般)苦手やったから、
そういう人でもわかるように書いてるから安心して読んでみて。
制すべき「範囲」は、数1のみ。ちょっとだけ数2。
募集要項には「高等学校卒業程度」って書いてあるけど、
ズバリ、高校数学の数1だけや。(令和に入って数2が少し混ざってきた。)
(あるQ&Aサイトで「微積分とかベクトルとか確率が大事」とか見たんやけど、そんなん出えへんから。笑
Yah〇〇!知恵袋の回答者はほんまテキトーなことばっかり書きよるな。
というか、わざとウソついてるやろw 足引っ張ろうとして。)
具体的な単元名については、「対策」で後述するとして、
今ここでジブンに伝えておきたいのは
やったかやってへんかが如実に点数に反映される
ってこと。
如実にってのがポイントな。
なぜか?
もしこの数学試験が
どこから出て、どんなレベルのものが出るかわからんような試験やったら、数学恐怖症さんにとっては絶望しかなかったやろうな。
でも、ラッキーなことに、毎年同じような知識を使う問題を出してくれてんねん。
やさしいなぁ。
たとえふるいにかけてくる系問題(ちょっと難易度高めのもの)も、
対策範囲が狭い(というか見えてる)から、取ろうと思って勉強してたら取れる。
360°全方位に気を配らせておく必要はなくて、
例えば12時から15時の方向にだけ、ピンポイントで神経とがらせておくって感じや。
だから、努力が結果に如実に反映される試験といえるわけや。
制すべき「レベル」は、基本問題レベル。
どないして努力するか?どのレベルまで勉強しなアカンか?って話や。
鉢巻しながら必死こいてやらなアカンのか、そこまででもないのか。
これも結論からいうと、
基本問題レベル
やねん。
…やねんけどな、
みんな勘違いすんねんなぁ。
基本っていうのは、
「難しくはないけど、勉強してへんかったら落ちる」
ことであって、
「簡単」って意味ではないから気を付けてや。
例えば、自転車乗るなんてもはや人間の基本みたいなもんやんか。笑
でも、
自転車乗るのって簡単やったか?
諭吉はめっちゃ練習したけどな。
一発で乗るとか無理でしょ。
一番最初にあの変な自転車乗ったやつ、どんだけ頑張ったんや!?
って思いながら練習してたし。笑
「基本」と「簡単」ってのは違うで。
曹候生試験の場合やと、
もし、ジブンが基本事項を身につけてられるんやったら、
本番中に「どうしたらいいかわからん」ことはないし
時間もたっぷりめにあるから、解法が完璧に浮かばなくても、解きながら考える時間もある。
だから答えにはたどり着けるはずやねん。
でも、もし、基本が欠けてて、頭に入れ残した知識があったら、
「あと1つ、カギが足りなくて解かれへん」
っていう状態になるはず。絶妙な難易度。
ということで、
教科書の「基本問題」レベルまではしっかり解けるようになっとかなアカン
ねんな。
制する「勉強法」は、定期テストで点数を取ったときの勉強法
で、実は、
上記まとめると一般曹の試験ってのは、けっこー定期テストっぽい試験や。
「範囲が決まっていて、基本問題中心に出てる試験」
といえば定期テストやもんな。
ここから場合分けや。
もし、ジブンが(数学の)定期テストで一度でも…
<1> エエ点をとった経験がある
なら、
その時の感覚で勉強するのがエエで。
その時の勉強法、その時の勉強期間、その時の勉強時間、その時の気合いを思い出しながら。
それが、ジブンにとってのベストな方法や。
<2>ヤバイ点をとった経験がある(むしろヤバイ点しかとったことない)
なら、
「きっと、あんな感じやと不合格になるんやな」
って感じで反面教師にしたってや。
「ノー勉は余裕で欠点や」とか
「数学で一夜漬けはやっぱ無理やな」とかさ。
う~ん。
人生、
アカン経験も持ち合わせてるほうが便利やな。
制するための、具体的な「戦略」
一般曹は各科目15問や。
数学の15問をざっくり分けると、
計算5問+二次関数4問+集合か命題1問+図形4問+謎1問
となる。
ちなみに、何問取れればエエねん?って話やけど、
防衛白書にも、点数についての情報開示はないからこればっかりはなんとも言われへん。
ただ、一般的に、どんな試験でも60%が合格ラインって言われるから、
9問は必須
ちゃうかな。
基本中の基本の9問をしっかり取ろう。
まぁもちろん、
他の科目がとれるなら、ちょっと少なくてもエエし、
他の科目がアカンなら、もっと取らなアカン。
もし全問正解できてるなら、さっさと作文と面接対策に移ったほうがエエ。
じゃあ曹候生の数学15問の内訳をチェックしよう。
制するべき「単元」
その具体的な単元を、出題順に詳しく見ていこか。
こっからスクショタイムやでー
計算5問
- 展開・因数分解
- 中学レベルの√の計算(二重根号もたまに出る)
- 1次方程式、1次不等式(絶対値がつくこともある)
- 中学数学の文章題が2題(%系が多い)
二次関数4問
- 式のグラフ化、グラフの式化(「方程式型」)
- 最大・最小・頂点(→出題率120%。「頂点型」)
- 判別式
- 不等式の解(「解型」)
集合か命題1問
集合の場合は、「かつ」「または」を考えて、要素を答える問題が出る。
命題の場合は、「必要条件」「十分条件」を見極めたり、「真」「偽」を考える問題が出る。
図形4問
- 三角比の式の計算
- 余弦定理と正弦定理
- 相似の問題
- 立体図形
謎1問
毎回、(数2の)どこかから謎の1問が出題されてる。
いや~、ゆきっちゃん、親切やなぁ。
これでやるべきことがハッキリして、余計な勉強せんでよくなったで。
もし、この記事読んでなかったら
青チャート1+Aを丸々一冊頑張ってたかもしれへんな。確率とかまで。
あぶなーい。
無駄無駄。
一般曹候補生の英語の試験対策として、リスニング頑張るくらい無駄。
はい、じゃあ上記を意識して頑張ってや!
P.S.
え?
「世界イチ詳しいのはどこ?」って?
…。
ここです。