自衛官候補生で出てますね。
時差の計算ニガテな人多いみたいやけど、カンタンやで。
じゃあ今回も、怒涛のイエスセットで、読むだけで理解出来るようにしてさしあげましょう!
おっしゃ!
これは超絶当たり前やけど、地球って1日で1周します。(もちろん、自転ね)
1日って24時間やし、1周って360度やんな。
ってことは言い換えれば(代入すれば)、「地球は24時間で360度回る」やんな。
じゃあその半分を考えれば、12時間では、180度回るし、
さらにその半分を考えれば、6時間では、90度回るやんな。
さらにその半分を考えれば、3時間では、45度回るやんな。
さらにその3分の1を考えて、1時間では、15度回るやんな。
つまり、地球は1時間あたり15度回転する。
(だから、1時間で15度回る。)
これが時差にどう絡んでいくが、イメージしてみよう。
北海道の札幌市と沖縄県の那覇市が、
経度(東西方向に地球を360分割したうちの)15度ぶん、離れてるとしよう。
(実際、札幌は東経141度、那覇は東経127度で、約15度離れてる)
「地球が回転する方向が、東」やから、
東にある、北海道が先に「太陽さん、おはようさん」するわけで、
そこから15度ぶんだけ遅れて、沖縄が「太陽さん、おはようさん」するわけや。
で、
地球クンが、この15度ぶん回転するのに1時間かかるんやから、
時差は1時間ということになる。
もし、総理大臣か誰かが
「各都道府県のみなさん!朝、太陽のはしっこが見えはじめた時間を、午前6時としてください!」
と決めたとしたら、
札幌が6時になってから1時間後に、那覇で6時になるってことやな。
実際は、総理大臣がそんなこと言うなんてことはなくて、
札幌と那覇の間にある兵庫県明石市の時間を、日本人全員で共有してるで。
彼氏が札幌にいて、彼女が那覇にいる遠距離恋愛中のカップルが電話してるとしよう。
(え、電話って意味通じるやんな?もう「LINE通話」しかわからんのかな?)
お付き合いしたてホヤホヤで、夜更かしして電話してるとしよう。
あっという間に、空が明るくなってきて、
彼氏が
「朝日、なまら綺麗だべ」
って言っても、
彼女は
「全然見えないサー?」
ってなるわけや。
その朝日が彼女の目に映るのは、1時間語。
んー、切ない!
世界規模になった場合は、
イギリスのグリニッジ天文台ってところを0度として、
東西の両方向に180等分することで、西経180度(−180度)〜東経180度(+180度)を設定してる。
ちょっとやってみようや。
ロンドンは東経(西経)0度で、日本は東経135度です。
時差(サマータイムは考慮しない)は何時間でしょう?
ポイントは2つ。
<1>15度で1時間回る
<2>地球が回るほうが、東
<1>をつかって、
135度ってのは、15度が9セット入ってる。
だから9時間の時差があるってことがわかる。
<2>をつかって、
日本は東経135度(+135度)で、
ロンドンは東経0度(+0度)やから、
東京で太陽が登ってから、ロンドンで太陽が登るってことがわかる。
<1><2>まとめれば、
東京で太陽が登った9時間後に、ロンドンで太陽が登るってことがわかる。
つまり、
東京の9時間前の時間がロンドンの時間。
東京ー9時間=ロンドン ね。
彼氏が
「朝日、ゲロマブじゃね?」
って言っても
彼女は
‘ What’s that “GEROMABU?” ‘
ってなるわけやな。
んー、切ない!