(少なくとも試験勉強レベルでは、)
何かに躓いたときってのは、定義をスルーしてしまってることが多い。
特にそれが顕著なのが、確率。
確率が苦手な人って、定義をすっ飛ばしていきなり、なんとなく確率を計算しちゃってる事が多い。
余計なことを考えずに、数字をそのまま定義につっこんで計算すれば答えになるねんなぁ。
シンプルにいきましょ。
それほど重要で、物事をシンプルにしてくれる、定義ちゃんっすけども…
Aが起こる確率の定義は
Aが起こる場合の数/全・場合の数
(全・場合の数ぶんのAが起こる場合の数)
です。
「場合の数」って日本語が気持ち悪かったら、
Aが起こるパターンの数/全・パターンの数
(全・パターンの数ぶんのAが起こるパターンの数)
と考えたらエエ。
確率はすべて、これで計算します。
ポイントは、「場合の数 分の 場合の数」の形になってる点やね。
いきなり確率の形にせず、「場合の数 分の 場合の数」をきちんと作る。
これをすっ飛ばすと、合わなくなってくんねんなぁ。
よろしいでしょうか。
確率を1つ出す = 場合の数を2つ出す
ということやで!!
さて…
ちゅうことは、場合の数が正確に出せないとアカンわけや。
パターンの数な。
ほな、場合の数はどうやって出すかというと、
ド基本は「数え上げる」こと。
樹形図やったり、表やったりを作って「数え上げる」こと。
これも、確率の注意点と似てるんやけど、
最初から公式を使って計算してやろうっていう姿勢やと、間違う。
めんどいけど数え上げてるうちに、
「(これって掛け算で済むやん!)」とか、
「(nCr, nPr, n!とかで計算すりゃええやん!)」となってくる。
それで計算した答えは、合う。
なんでいきなり公式を使うと間違って、数え上げてから公式を使うと合うか?
それは、
いきなり公式を使うとダブリ・モレに気づかないから。
数え上げていくうちに、以外にこのケースだけじゃなくてこういうケースもあるんやな、っていうのに気づくんやけど、
いきなり公式を使う人は、先入観で解くことになるから間違う。
いきなり公式を使うってのは
地道に頑張る現場のことを知らずに、思いつきでルールを作っちゃうエリートみたいなもん。
それはまさに
『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 〜レインボーブリッジを封鎖せよ〜』
で描かれてる通り。
沖田くん(真矢みきさん)ではなく、青島くん(織田裕二さん)になろう。
え?難しい?
大丈夫!
大丈夫、大丈夫。
ちゃんと樹形図で数え上げて、定義どおりに計算すれば大丈夫。
だから、
「諦めないでっ!」