航空学生の1次試験は
マーク式: 国・英・数・選択科目
記述式: 英・数
があるんやけど、
マーク式の選択科目がなんと、
- 世界史A
- 日本史A
- 地理A
- 現代社会
- 倫理・政治経済
- 物理基礎
- 化学基礎
- 生物基礎
- 地学基礎
の9科目から1科目、どれ選んでもええんやってさ。
そりゃ迷うよな。
物理とか地理とか倫理・政治経済は、合格した後にも必要になってくる(*1)から、それやったほうがいいんかな?とかさ。
だって成績が一定以上落ちたらパイロット以外の道に確定してまうみたい(*2)やし。
どれがオスゝメやねん?
っていうと、
既に(しっかり)勉強した科目で挑む
のがベストやな。
アカンのは、
わざわざ航空学生のために(入ってから要るからって理由で)勉強し始めるパターンな。
それは受かってから、入隊するまでの時間でやるべきや。
ひとまずは、合格に向けて、
学校やなんやで既に勉強してる科目で勝負するべき。
この1科目で45分もあるから、
普段は複数科目勉強しておいて
本番中に2,3科目解いてみて、一番出来がいいやつを選択する
とかでもありやけど。手堅いしな。
そんな、
本番中に2科目も解けるんか?
って話やけど、これはイケるわ。
9科目はほとんどが暗記科目に分類されるわけやけど、
そのうち物理は計算科目、化学は半分暗記・半分計算みたいな科目なんや。
つまり、物・化に関しては、即答ができず、時間がかかるってことやな。
そんな時間かかるTOP2の物・化をあわせて解いても、30分(物理20分+化学10分)で解ける分量やったから、
暗記科目やったら3科目とかは解けるんちゃうかな。
逆に
正直あんまりおすゝめせえへんのは
化学や。
理由は二つ。
まず、科目の特性としておすゝめせえへん。
試験本番とかじゃなくて、修行期間中のコスパが良くないってこと。
これはワシもかつて苦労したけど、暗記と計算のハイブリッド科目やねん。
どこまでが覚えなあかんことで、どこからはその都度計算して取り組むことなんかがわかりにくい。
費用対効果悪いわ。
もう一つの理由は、航空学生の化学の出題傾向的におすすめせえへん。
なんか、割と細かいところ聞いてる感じがある。
重箱の隅つついてくるみたいな。
それが暗記科目なんやったらまだエエんやけど、
計算領域についての細かいことを聞いてくる感じがあんねんなあ。
重箱のフタの隅つついてくるみたいな。
そっち!?そっちの隅つつくんや?!
みたいな。
せやから「化学得点源やで~!」「説明しよう!酸化還元反応とは…」みたいな人なら面白がるかもしれんし、
ちょっと対策すればイケるけど、
そんな化学に時間費やしてないって人はやめといたほうがエエと思うで。
もちろんその辺の判断はジブンで過去問解いて確認してや。
(あと、パイロットになりたくて、航空大学校も狙ってるなら、
なおさら物理やね。そっちでも要るから。)
*1: この動画と次の動画で「英語・数学・物理・政治学・哲学etcを勉強する」って言ってたで。
航空自衛隊の航空学生の一日
海上自衛隊の航空学生の一日
*2: http://www.mod.go.jp/msdf/oz-atg/butai/ozats/faq/faq.html より引用。
Q:航空学生は理系が有利と聞いたことがありますが、文系では厳しいですか。
A:航空学生の2年間の授業では、数学、物理、航空力学、電子理論など学習します。
これらの科目の成績が合格基準に達しない場合は修業できない場合(コースアウト)もありますから、理系出身の学生の方が有利ではあります。
しかし、文系であるから厳しいというわけではなく、きちんと勉強していけば、授業には十分ついていくことができますから安心してください。
ただし、文系出身で数学が苦手な学生や物理を全く学習してこなかった学生は苦労していますので、入隊前までにある程度の知識があったほうが有利です。
具体的には、数学では「三角関数、ベクトル、微分積分」、物理では「力学、熱力学、電気」の分野です。この分野は海上自衛隊航空学生に限らず、航空自衛隊航空学生や、航空大学校におけても同様に重要であり、事前の学習を推奨しています。
高等学校の教科書や参考書などで冒頭の知識をつけておくと、入隊後も苦労することなく授業についていけます。
ん~このへんもこのサイトでフォローしていかなアカンようやな!
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