質問をいただいたで。
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2017年9月の一般曹候補生受験しました。
結果は補欠合格でした。
5月にまた試験を受けるので次は絶対合格したいのでお願いいたします。
同じ問題を何回も解いたらできるけど、本番のとき理解できなくて解けなかったことがあります。
英語と数学が苦手で、焦っています。
まず、勉強方法がわからないので教えて欲しいです。
本番でも高得点を取れる学力をつけるためにするべきことを教えて欲しいです。
よろしくお願い致します!
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あざす!AZS!
まず、心中お察しします!
ワシも、第一志望に落ち(て浪人し)た経験があんねん。
「親になんて言って浪人しよう」
って思ったな。笑
がんばろ!
まず「補欠合格」ということから、
10人に1番にはなれなかったにせよ、
10人に2,3番あたりには食い込んでいるってことがわかるよな。
頑張ったんやと思います。
実際、「同じ問題を何回も解いた」みたいや。
素晴らしい。
これはヒミツの話やけど、
「同じ問題を3回解く」というのは、成績アップの一番のコツや。
素晴らしい!
けど
「本番では解けなかった」とか「勉強方法がわからない」という自覚があるということはやっぱり、
数式の変形理由とか、解法を取る理由までは身に付かんかったんやろうな。
ジブンなりに悪戦苦闘なさったことがよくわかりますわ。
英語でいうとstruggleや。
それで落ちたら悔しいな。補欠ならなおさらや。
くじけてへんところがカッコエエで。
でも、(じゃあもう少しこのまま頑張れば…!)ってなると、アカン。
同じ針路のままスピードアップするんやなくて、
同じスピードのまま、ちょっと針路を変えるんや。
もし、そのままスピードアップしたら、
より早く間違ったところに付くだけや。
そういうときにすべきなんは、努力ではなく工夫や。
「英語と数学が苦手」っていうのもうなずける。
どういうことかっていうと、
実は英語も数学もパズルのように解くっていう点で共通してる。
英語の、並び替えとか、空欄補充とかはまさにパズルや。
そのパズルを名探偵のように解く。
各英単語が、ダイイングメッセージを残していて、
そこから導かれる結論というのがある。
数学やって、問題文がヒントなんや。
正直、ワシの中では英文和訳と同じイメージや。
和文数訳してるイメージ。
「●を二乗すると▲になるところ、2倍したので■になった」
って日本語を、
▲=●×●
■=2×●
と訳す感じやな。
もちろん、
「●を二乗すると▲になる」→▲=●×●
「(●を)2倍したので■になった」→■=2×●
な。
その意識で勉強してみてもエエかもな。
ちょっと脱線したけど、伝えたいのは、
大事なのは答えではなくて、答えの出し方やってことな。
「問題文のどの部分から、どう考えると、その答えに至るのか」
これを、名探偵コナンでいうと、
「どの手掛かりから、どう推理すると、その犯人に至るのか?」
になるけど、
この、手掛かり(を発見すること)と推理が大事なんや。
きっと質問してくれた人は、
「何回も読んだから犯人はわかったけど、手掛かり(の見つけ方)と推理ができない」
っていうことなんやな。
だから、試験本番で”初めて読むストーリー”になると犯人がわからんと。
この部分が身に付いてないってことは、
きっと過去問だけで勉強したんちゃうかな?
解説というか、途中式が不親切やし。
どの手掛かりから、どう推理したか、が書かれてない本で勉強してもうたんちゃうかな。
つまり
結論として、
ジブンがすべきことは、2点。
<1>どの手掛かりから、どう推理したかを、きちんとなぞれるように勉強すること。
<2><1>がしやすいモノに、教材を変えて勉強すること。
ジブンならいけるで。
P.S.
ほら、
こんな風に、「与えられた問題文」から「推理」して「答え」出すんやで。
P.S.その2
「おぉ!問題文の訳し方が大切なんや」
「推理の大切さが身に染みた!」
という人はこちらへ