まいど!諭吉です。
防衛大学校HPで過去問が公開されてますね。
防衛大学校(理工学専攻)の推薦・総合選抜の過去問のうち、数学・化学・物理を解いてみたで。
(英語は著作権の都合上、問題が全く見えなかったから解いてません)
防衛大の赤本って、一般受験の分しかないから困るよな。
ということで、上記3科目について解いた上で分析して&おすゝめの対策を紹介するで!
(諭吉の中の人は大阪大学の理系出身なんで、とんでもなく間違ったことは言わないはずです。笑)
問題は難しくないが、時間が問題
問題の難易度としては、非常に基礎的。
数学・化学・物理ともに基礎的で、良い問題という印象。
ひねった問題は全くない。
普段の勉強では、全問正解できる学力を目指して取り組むべき。
ただし、時間がやや短いのが怖いところ。
数学・物理で計算量が多い問題が紛れ込んでいることがあるので、
60分で素早く全て解き切れるかがポイント。
(共通テストの数学2Bバリに、)急いで解かないと全問正解は難しい。
公式の導出などをやってる時間はないから、教科書にあるような公式の暗記が重要。
パッと出てくるように、メンテナンスしておくこと。
特に、物理の問題で、公式の導出がそのまま出たこともあるので、そういう意味でも公式を暗記しておくことは重要。
(つまり、解かなくても答えがわかる小問があったりするってことね)
もちろん、公式を覚えただけで点数になる問題ばかりではない。
そんな入試問題を防衛大学校が作るわけがない。
例えば、
(1)と(4)は公式覚えてるだけで答えが書けるけど、
その途中の(2)と(3)はきちんと問題を解けないと答えがわからない
という風ににできてる。
だから公式覚えときゃ大丈夫!なんてことはない。
ただ、公式をきちんと覚えてパッと出るようにするのは、
時間制限の対策に有効やし、
ラッキー問題が出た場合は答えがそのままわかったりするから、絶対にやっときや!ってことね。
公式暗記の主な目的は時間制限対策やで。
全体的に暗記力がやや重視されている
「導ける公式は覚えない」というスタイルの勉強やと、
実力は確かなものにはなるけど、
防衛大学校の試験(と共通テスト)では確実に苦戦する。
例えば数学の場合は、
数3で学ぶ、三角関数や指数・対数の微分公式はもちろんのこと
1/6公式や、3次方程式の解と係数の関係あたりが使えないと、時間的に厳しい。
化学はシンプルに、無機の「暗記でしかない」みたいな問題も出題される。
有機の構造分析も、もちろん知識を総動員する必要がある。
物理は合成抵抗の公式や、ホイートストンブリッジの公式などが問われた。
このように、
全体的に、暗記してないと時間的にキツいのが防衛大推薦・総合選抜の特徴。
ただ、繰り返すけど、暗記していれば合格るわけではない。
暗記力をやや重視することと、暗記力をテストすることは違うやんな?
防衛大は、暗記力を見ているわけではない。
暗記だけで乗り切れるのではなくて、
暗記していることがスタート地点なだけ。
そこ、勘違いしないように。
総合して、才能は全く必要ない
ここまでの情報
- 問題は基礎的
- 時間が短い(=暗記力が大切)
から何が言えるか?
防衛大の推薦・総合選抜では、地頭・才能を見ているわけではない
ということ。もっというと、
努力を見ている
ということ。
これは防衛大学からのメッセージやで。
「きちんと基礎を固めたうえで、テクニック的な部分まで勉強している人材が欲しい」というメッセージ。
大学によっては、わざと大学の内容を題材にした問題を出すところもある。
英文の中に、わざと超高校級の英単語を混ぜ込んでくるところもある。
つまり、高校の内容を使って、高校外の問題を解かせるようなものもある。
でも、防衛大の推薦・総合選抜ではそんなことはない。
問題も答えも、必ず高校の教科書の中にある。
だから、今の偏差値がいくらとか、今まで勉強してこなかったとかは、一切関係ない。
きちんと対策すれば必ず解ける。
基礎をきちんと固めれば合格できる。
だから頑張りや。
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